必見!薬剤師の求人探しを極めるblog

公務員として働くことのできる職場と仕事内容

2022年08月01日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

薬剤師というと病院や調剤薬局、ドラッグストアなどのイメージがありますが、それ以外でも製薬会社で薬の開発に携わることができます。公務員として働くこともでき、仕事内容は配属先によって違います。ここでは公務員として病院や行政機関で働く際の職場や仕事内容について紹介します。

公務員として働くときの職種と主な仕事内容

公務員は大きく分けて国家公務員と地方公務員があります。それぞれ配属先や勤務場所によって仕事内容が異なります。国家公務員として資格を活かすには厚生労働省の総合職になり、その後配属されて仕事にあたります。代表的なのは医薬・生活衛生局や食品安全委員会事務局です。

医薬・生活衛生局では薬剤師行政に関する企画や立案、各種関連制度の見直し、食品安全委員会事務局では食品衛生法に基づき食品の安全確保に関する仕事に携わります。マスメディアで報道される診療報酬や調剤報酬の改定にも関わり、医療費の動向分析を通じて医療行政の環境整備にあたります。

テレビドラマなどで見かける麻薬取締官の仕事をすることもできます。犯罪に関わるため関連性がないように考えてしまいますが薬に関わるため資格が必要で、国家公務員として採用された後は全国で仕事をします。地方公務員としての仕事場所は大きく公立病院と行政機関に分けられます。病院勤務の場合は調剤や薬物の管理、行政機関で働く場合は保健所や衛生研究所で新設施設の許可や立ち入り検査、公衆衛生や環境衛生、感染症予防の研究に携わります。国家公務員と地方公務員の仕事は、いずれも対象は違いますが国内で生活する人達の命や健康の維持・増進、福祉の向上のために働くことです

公務員として働くメリットとデメリット

公務員として働くメリットやデメリットは民間企業で働く場合と少し異なります。メリットですが、まず上げられるのが安定性です。民間企業での就労は景気や経営状況が賃金や雇用に影響するのを避けることができませんが、公務員であれば市場動向に左右されるリスクは低いといえます。

福利厚生が安定していることもメリットです。民間企業と比較すると産休や育休など長期休暇を取りやすくフォロー体制も整っています。また勤務年数に応じて給料が上がるため、将来のライフプランも立てやすいです。ただし定期的に転勤があり、国家公務員であれば全国規模で、地方公務員であれば管轄エリア内で必ず異動があるので、定住を希望する人にはデメリットとなります。

また副業を禁止されているのも公務員の特徴といえ、いろいろな仕事にチャレンジしてみたい人にとってはデメリットです。公務員の仕事の本質は個人の利益ではなく全体の奉仕者であり、身分と収入が安定しているのもそのためです

公務員として働くためにはどうすればよいのか

公務員として働くためには公務員試験に合格する必要があります。国家公務員になるには国家総合職の試験に、地方公務員として働く場合も同様で試験を受けて合格する必要があります。

試験内容は教養試験や専門試験などですが、民間企業に比べて収入が高く身分が安定していることから人気があります。採用自体もそもそも採用予定がない、予定数に対して応募者が多く非常に倍率が高いというのが現状です。

ただし公立病院など、地域によっては直接職員を募集しているところもあるので公務員として働きたい場合は注意しておきます。

このページのトップへ