薬のこととなると、ドラッグストアだとか調剤薬局のイメージが強いですが、薬はいろいろな種類がありますから薬のプロはさまざまな場所で活躍しています。一体、どのような場所で活躍しているのでしょうか。意外と身近なところで縁の下の力持ちのような活躍をしていることもあります。
日本は自然災害が多い国ですから、自然災害によって多くの人が犠牲になるだけではなく怪我をすることもあります。このような時、医療チームが治療をしていますが、医療チームの中には薬剤師も含まれています。
もちろん、薬を使って治療をする必要がありますから、その知識をフル活用する必要があるでしょう。大規模な自然災害などが起こった際には、医師や看護師に対して必要な薬は何かをアドバイスすることが多いです。
点滴や注射が必要な時には、これらの調合も行います。救急の現場は一刻を争っていますから、どの薬を使用することが1番適切かを瞬時に判断する必要があります。だからこそ、薬の知識を最も持っているので大活躍するのでしょう。
あまり行政機関のイメージはないかもしれませんが、行政機関に勤めている人もたくさんいます。具体的にどのようなことをしているのかと言えば、国や県庁だとか保健所などの行政機関に勤めている薬剤師は、薬事監視員をしています。
薬事監視員は、医薬品などの表示や保管であったり、適切に使用されているのかなどを調査しています。もちろん、調査だけではありません。必要に応じて指導をすることもあります。薬事監視員として働く場合だけではなく、他にも公立研究機関で医薬品の研究を行っています。
他にも、警察で麻薬取締官として働くこともあれば、自衛隊薬務官として働いている人も大勢います。
学校とはあまり縁がないような感じがしませんか。ドラッグストアであったり、業院やクリニックに勤めている薬剤師が教育委員会から委任されると、小中高校で学校保健に関する仕事をします。
学校医や学校歯科医と一緒になって仕事をすることになります。誰が校舎の衛生管理をしているのかは知らない人が多いですが、このようなことを担当しています。プールの水や水道水を検査していますし、教室の照度や騒音や気温などについての検査もしています。
学校を子供たちが安心して使えるようにするために、縁の下の力持ちとして活躍しています。