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薬学部で学ぶ内容と学年ごとのカリキュラム

2024年11月13日
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薬剤師として働くためには、大学での学びが重要です。薬学部では薬に関する基礎知識から実際の現場で必要な実践的なスキルまで、6年間をかけてじっくりと学びます。ここでは薬学部で学ぶ内容やカリキュラムについて、学年ごとに具体的に解説します。

1年目から2年目は基礎学習か中心に

薬学部の1年目と2年目では、薬学に必要な基礎的な学問を学びます。化学や生物学、物理学や解剖学、生理学など薬学の基盤となる自然科学の知識を身につけます。化学では薬がどんな成分でできているのか、そしてその成分が体内でどのように作用するのかを。

生物学では人間の体の構造や機能を学び、薬がどのように体内で吸収されて分解されるのかを理解します。解剖学や生理学では、体の各部位や器官がどう働いているのか、そして薬がどのように影響を与えるのかについて授業を受けます。

この段階での勉強が、これから専門的な授業に進むための土台となるのです。

3年目から4年目はより専門的な学びに

3年目から4年目にかけては、薬学のより専門的な内容に。薬物学や薬理学、臨床薬学や病態生理学など、実際に薬剤師として必要な知識を深めます。薬物学では薬が体内でどのように分布して効果を発揮するのか、また副作用がどのように発生するのかを勉強します。

薬理学では薬がどの部分に作用して、どのように治療効果をもたらすのかを理解していく流れです。さらに、薬の調剤技術を学ぶ調剤学も始まります。調剤学では薬をどのように正確に調合して、最適な効果を引き出すかを覚えます。

また実際の薬局や病院での実習が増えていき、実務経験を積むことがでるのもこの段階です。実習を通じて薬の取り扱いや患者さんへの指導方法を学び、現場で必要な技術と知識を身につけます。

5年目から6年目には実習と実践的な学び

薬学部の最終学年である5年目と6年目では実習が本格的におこなわれ、プロとしての実務能力を養います。実習は病院や薬局でおこなわれ、患者さんに薬を提供する際の必要な知識や技術を実践的に学ぶのです。

病院での実習では医師や看護師と連携して患者に最適な薬を選ぶ役割を学び、薬局では患者さんへの服薬指導や薬の使い方のアドバイスをおこないます。患者さんとの信頼関係を築くためには正確な知識だけでなく、優れたコミュニケーション能力も求められるのが特徴です。

実習を通じて患者さんとの対話力や薬剤師としての責任感を養い、実際の現場で求められるスキルを身につけていきます。この経験が実際の業務に直結して、卒業後の活躍に大いに役立つのです。

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