必見!薬剤師の求人探しを極めるblog

ゲル剤を調剤する時に気をつけなければいけないこと

2022年01月20日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

薬剤師がゲル剤を薬局や病院で調剤する時には、患者が安全にゲル剤を使用できるように取り扱うことが必要です。ここでは、ゲル剤を患者に調剤する時に気をつけなければいけないことなどについて、詳しくご紹介します。

複数のゲル剤を調剤する時に注意すべきこと

医師が処方した薬の中にゲル剤が含まれている場合、薬剤師はゲル剤を患者に調剤することもあります。医師の処方によっては複数のゲル剤を一緒に調剤しなければいけない時もあります。このような場合に注意しなければいけないことは、患者がゲル剤を使用する場所です。

医師が複数の種類のゲル剤を処方する場合、体の同じ場所に塗るゲル剤を処方することもあれば、別の場所に塗るゲル剤を一緒に処方することもあります。別の場所に塗らなければいけないゲル剤を一緒に調剤した場合、患者が使用方法を混同してしまうこともあるので注意が必要です。

ゲル剤を正しく使用してもらうための説明

医師が処方した塗る場所が違う複数のゲル剤を患者が安全に使用するためには、患者が間違って使用しないように薬剤師が工夫する必要があります。患者がゲル剤を正しく使用できるようにするための方法の一つは、渡す時に体のどの部分に使用するかわかりやすく説明することです。

塗る場所を間違えてしまうとゲル剤の効果が出なくなるだけでなく、体に悪い影響を与える場合もあるので、必ず正しい場所に塗ってもらえるように説明をする必要があります。ゲル剤の使用方法に関する一通りの説明が終了した後は、患者が正確に理解しているかどうかを確認した方が良い場合もあります。

複数のゲル剤を塗る場所を間違って覚えてしまっている場合には、もう一度初めから説明をした方が最適です。

ゲル剤を使用する場所を薬袋に書いておく方法

塗る場所が異なる複数のゲル剤を調剤する時には、ゲル剤を入れる薬袋を使用して正しい使用方法を患者に教える方法もあります。薬袋にそれぞれのゲル剤を使用する場所を記入しておくことにより、患者が薬を使用する時に塗る場所を再度確認できます。

こうした方法で注意を促す必要があるのは、薬局などで使い方の詳しい説明をしても患者が全て覚えているとは限らないからです。薬袋にゲル剤を使用する体の部分を記入する時には、患者がわかりやすく理解できるように書くことが重要です。

記入の方法があいまいだと、患者がどこに塗れば良いのかわからなくなります。

このページのトップへ