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使用丈の注意が必要になる点眼剤の調剤

2022年01月14日
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薬剤師が調剤している点眼剤は、他の薬とは異なる部分も多い特徴のある医薬品です。正しい取り扱いをしっかりと覚えていれば、患者に使用方法を適切に説明できます。ここでは、点眼剤の取り扱いのポイントについてご紹介します。

点眼剤を清潔に使用してもらうための説明

点眼剤を薬剤師が正しく調剤できるようにするためには、点眼剤の特徴を一通り知っておく必要があります。点眼剤が他の種類の医薬品と大きく異なるところは、眼球に直接つけて使用することです。

眼球は人間の体の中でも非常にデリケートな場所であることから、製薬工場で点眼剤を製造する時には無菌の状態で作られています。そのために、患者に医師から処方された点眼剤を正しく使用してもらうためには、衛生的な環境で使用してもらうことが必要です。

点眼剤を薬局などで処方をする場合には、必要なことをしっかりと教えておく必要があり、無菌状態で調製された点眼剤であっても使用する人の衛生環境が悪いと安全に使用できなくなります。

容器を目に接触させないようにするための説明

患者が点眼剤を安全に使用するためには、使用時の細かい注意点も教えておく必要があります。特に気をつけなければいけないのは点眼をする時です。点眼剤が入っている容器を眼球に近づけて薬を点眼する必要がありますが、慎重に容器を動かさないと容器の先端部分が眼球と触れてしまうことがあります。

眼球と容器が接触すると眼球が傷ついてしまうこともあるので、安全に使用するためには、十分な距離をあけて点眼をする必要があります。点眼剤を使い慣れている人ならばどれくらいの距離をあければよいかも理解している場合が多いですが、問題になるのは初めて使う人です。

点眼剤をどの程度目に近づければ良いかわからず、容器を目に近づけすぎてしまうこともあるので、患者に調剤をする時には十分な説明が必要です。

点眼剤を保管しておく場所を説明することの重要性

薬剤師が患者に点眼剤を調剤する場合には、薬を保管する方法も正しく説明する必要があります。点眼剤は品質を維持するために冷蔵庫に保存した方が良いものもありますが、種類によっては冷蔵庫以外の場所で保存した方が良いこともあります。

患者に説明をする前にこうした正しい保存方法を確認しておくことが必要です。患者が点眼剤を自宅で保存する時に気をつけなければいけないことは、使用できる期限を過ぎてしまった点眼剤は安全に使用できなくなることです。

使用する前に必ず使用期限を確認する必要があります。

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