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医療現場でNGとなる人のクセとは

2023年10月05日
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人にはそれぞれ何かしらのクセを持っているものですが、クセが相手に与える印象は時と場合によって変わります。良い印象であれば、その方のキャラを演出する要素となりますが、悪い印象は好感度を下げるものとなり、人間関係を上手く構築することも難しくなってしまいます。では、薬剤師が職場で持ち込んではいけないクセにはどんなものがあるのでしょうか。

周りを不快にさせる身体的なクセ

まず挙げられるのは、貧乏ゆすりや手の指を動かすクセ、机を指でトントンと叩くクセです。貧乏ゆすりは目障り、不快だ、と感じる方は多く、貧乏ゆすりをしている本人への印象も悪くなる傾向にあります。

医学的には、貧乏ゆすりには一定の運動効果やストレス解消の効果があるため、無理に止めさせると本人の身体に影響が出る可能性も否めませんが、人前でする行為ではありません。特に、薬剤師は患者さんとの距離も近いので、貧乏ゆすりをされると軽微ですが患者さんに揺れを感じさせることもあり、感覚が過敏な方や繊細な方など、人によっては気分が悪くなってしまう危険性が生じます。

それは指を動かすクセや机を指で叩くクセも同じで、視界に細かく動くものが入ると気になる、感情を逆なでされる、という方も存在します。また、机を叩くクセはイライラの表れでもありますので、患者さんに不安な思いを与えかねません。

衛生上患者にとっても自身にとっても良くないクセ

次に挙げられるのは、髪や顔に触れるクセです。長い髪の方はまとめている方も多いですが、束ねきれなかった髪の毛が顔にかかり、それを耳にかける、この行為自体は問題ありません。

ですが、頻繁に髪に触れると衛生的ではなく、無意識に頭の後ろに手を組む仕草などでも結果的には髪に触れるため、その手で薬に触れることは患者さんの立場からすればあまり良い印象にはなりません。勿論、前髪を気にして何度も整えることもNGです。

髪が顔にかかるようであれば、ヘアピンで顔にかからない髪型にするなどの対応をしましょう。また、鼻や目元などを触る方も多いですが、顔を触るクセは手や指に皮脂が付着することになるため、衛生上良くありません。さらに、鼻や目元はむやみに触れると、粘膜からウイルスなどが入り込む危険性から普段から触らないように意識をする努力も必要です。

アイコンタクトはきちんとできているか

そして、最後に挙げられるのは患者の目を見て話をしない、というクセです。これは、クセというよりも忙しさからないがしろになっていたり、人の目を見て話すことに対して苦手意識を持っていたりすることから生じるものですが、指導や説明を患者の目をしっかりと見て行うことは重要な業務であり、普段の生活でも必要なコミュニケーションスキルと言えます。

もしも、薬剤師が処方箋ばかりを見て薬の説明を行っていたら、それはただ紙に書かれた情報を読んでいるにすぎないと患者は思いますし、人としても誠実な態度ではありません。そのため、忙しくても服薬指導などの際は患者の目を見て話す、人の目を見ることが苦手な方は患者の目のあたりを見て話すことから始める、などの対応が大切です。

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