調剤薬局では薬歴管理を行い、薬歴には患者さんに関する情報を記載します。主観的な情報として、患者さんやその家族などが訴える体調に関する情報などがあります。客観的な情報としては、薬剤師から見た観察事項があり、質問したりして得られた情報などは客観的な情報となります。処方内容や処方の変化に関する情報も客観的な情報となり、臨床検査データなどの測定結果やその他の医療スタッフの情報も客観的な情報です。
薬歴における管理情報として患者さんの住所氏名、電話番号があります。電話番号として、自宅固定電話だけでなく、携帯電話番号なども入手しておくと良いです。薬の用法や用量は年齢や性別によって、使用制限があったりしますので、生年月日や性別も記載するのが一般的です。
妊娠や授乳の有無や身長体重も薬歴の記載事項となります。保険情報として、保険変更の時期などの情報があります。医学薬学情報として、副作用やアレルギー歴などがあり、過去の副作用、アレルギー情報があれば記載します。
体質の傾向があれば記載しますし、服用上の問題点なども記載する必要があります。
薬剤師が記載する薬歴の中にはライフスタイルに関する情報もあります。普段からよく食べる食品や喫煙の有無や飲酒の有無などは、ライフスタイルに関する情報です。
日常生活における動作などもライフスタイルに関する情報で、食事の時間と回数や睡眠時間も日常生活における動作となります。調剤薬局では薬歴の管理が大切で、薬歴を基に患者さんに薬に関する説明をします。説明をする時は要点を分かりやすく話す必要があり、分かりやすく簡潔に説明する能力がそこで求められます。
医療従事者は患者さんと直接関わることが多いので、常日頃からコミニケション能力を高めることを意識する必要があります。
薬剤師が行う薬歴管理で重要なのが患者さんからの情報です。患者さんから服薬状況や体調に関する変化や副作用や他の科の受診状況などについて聞くことは大切です。
併用薬や飲食物などの情報も大切で、患者さんからの情報は薬歴に記載しておく必要があります。薬歴の情報を基に薬の効果や服用方法や自覚できる副作用に関する情報を伝えます。薬歴は安心安全な薬の服用を考える上で必須となります。
患者さんや家族から得られる情報はとても貴重ですので、患者さんとのコミニケションを上手く行う上手く情報を収集していくのが大切です。