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保健所で働くことに向いている人

2023年06月03日
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薬剤師は公務員の資格を取得すると保健所で働くことができるようになります。病院などでの一般的な業務とは異なり、薬に触れることがないので調剤の実務経験は積めませんが、安定性もあり人気の仕事です。では、保健所で働くにはどのような人が向いているのでしょうか。

学生の時から保健所勤務を考えていると有利

薬剤師が保健所で働くにはまず、公務員の試験を受けて合格をする必要があります。そのため、国家試験をパスするスキルが求められ、28歳までの方が公務員の受験対象者ですので、比較的若い世代の方にチャンスのある職種と言えます。

ですが、国家試験は簡単なものではなく、医学部の学校を6年間通い薬剤師の資格を取得した上での試験となりますので、試験対策や勉強時間の確保などしっかりとした計画性が必要です。そのため、何年か病院などで働いた後に保健所で働きたい、となってもハードルが高い可能性も否めませんので、始めから公務員となり保健所で働くという目的を持った人に向いている職業と言えるでしょう。

地域に密着した業務内容はやりがいがある

保健所では配属された地域の保健衛生を担当することとなりますが、業務内容は薬事衛生上の管理や監視、営業の許可など多岐に渡ります。また、理容店や飲食店、公衆浴場など様々な場所が対象となりますので、一軒一軒店舗ごとに足を運ぶことも仕事の一つです。

さらに、衛生面でのなんらかのトラブルが生じた場合は早急に業務に取り掛かることもあり、保健所勤務では比較的残業は少ないですが、この場合は急遽残業をすることになります。ウイルスが発生した現場での作業は、気持ち的に辛いと感じるかもしれませんが、地域住民の衛生上の健康や安心に繋がるやりがいのある仕事です。

そのため、人の役に立ちたいという目的や使命感を持っている人に向いています

新しい職場環境に適応できる人向け

なお、保健所勤務では3年で移動が命じられることが多く、同じ現場で業務を長く続けることができません。そのため、一通り仕事を覚えて慣れたとしても次の場所に移動をすることになりますので、新しい場所で一から仕事を覚えることが苦にならない人に向いています

移動はその都度仕事を覚え、学ぶことから始まりますが、その分たくさんの知識を得ることが可能です。様々な分野での現場を踏むことを厭わない、新たな顔ぶれとの仕事が苦にならない人にとってはむしろ、新鮮な気持ちで業務に当たることができます。

なお、転勤もある業種ですので、転勤を命じられることも辞さない覚悟を持っている人にも向いている職業です。

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