薬科大学や大学の薬学部でさまざまな知識を身に付けて、いざ薬を扱う職場を探し出そうとするときには大いに悩むこともあるでしょう。大概、薬を扱う職業というのは病院やクリニックなどの医師が処方した薬を調剤する薬局に勤めるのが一般的だとされています。しかし、それ以外にも活躍できる現場は多々あります。その中から自分に適した職場を見つけるためにはいったいどうすればいいのでしょうか。
職選びで大切なことは、まず自分には何ができるのか、また何をしたいのかを明確にすることです。薬剤師を求めている現場は全国にたくさんあります。求人があるからといって安易に飛び込むことは避けた方がいいでしょう。
いくら薬に関して幅広い知識を持っているからといっても、人にはできる事とできない事があります。わざわざ得意でない分野に飛び込むのは危険です。確かに職場の環境やそこで行われている業務を詳しく調べる事は大切ですが、それ以前に自己を見つめ直すことが先決ではないでしょうか。
自分の得意とするもの、得意ではないものを見極め、それから将来へのキャリアプランを立てることも重要です。
目の前に控えた就職に頭がいっぱいで、他には何も考えられなくなることもあります。就職はそれだけ大切なことですから、これはあたりまえのことだと言えるでしょう。しかし、やはり先々のことも視野に入れて就職活動をしなければ後々悔やまれることもあります。
ここでは予め自身のキャリアプランというものを立てることがおすすめです。たとえば、就職をして数年後には自分は何をしているのか、また十年後や二十年後にはどんな業務をしているのか、これらを考えればただ与えられた仕事だけをこなしていくだけではいけないということに気付くでしょう。
言い換えればキャリアプランというものは自身の目標とも言えます。その目標を達成させるために努力することも必要です。
至極あたりまえのことを言うようですが、どんな仕事をするにしてもその就職活動では情報収集は不可欠です。少し前までは自分の脚を使っていろんな情報をかき集めていましたが、インターネットが急速に普及したこの現代では、手間も時間もかけずにあらゆる情報を入手することができるようになりました。
これを使うこともいいでしょう。また、就職サイトやエージェントを賢く利用するのもおすすめです。今は薬剤師に特化した就職サイトやエージェントもあります。あらゆる手段を使ってたくさんの情報を手に入れれば、自分が理想とする職場を見つけることもできるでしょう。