薬剤師は人気のある仕事なので、将来の職業として目指している人もいるでしょう。人々の健康に貢献できるうえに、比較的安定した仕事であるため堅実です。しかし、どんな仕事も楽しいことばかりではありません。そこで、仕事で苦労することはなにかご紹介します。
薬は飲み合わせが悪いと大きな副作用があったり、間違った飲み方をすると効果が現れなかったり、患者さんの命にかかわったりすることもあります。患者さんの健康状態と処方箋に齟齬がある場合は、医師と連絡を取り確認する必要もあります。
そのため、常にミスをしてはいけない、しっかりチェックしなければいけばいというプレッシャーを感じる仕事です。また、伝え方が悪いと正しい情報を伝えていても理解してもらえないこともあるため、コミュニケーションをしっかりとらなければなりません。
単に薬の知識があるだけでは十分ではなく、トークスキルが求められることに苦労する人もいるようです。
新薬は常に開発されており、国家試験に合格した時のままの情報で止まっていると、正しい薬を調剤することはできません。薬の種類や効能、副作用、相互作用などの知識を常に最新に保つ必要があります。そのため、立ち止まらず常に勉強し続けなければいけないという苦労があります。
薬なら何でも知っていると思われているため、それに見合う知識を身につけておかねばなりません。そして、薬だけでなくシステムも変化しているため、システムの変化にも対応する必要があります。細々とした業務もたくさんあり、時間を見つけて色々なことを勉強するのは大変です。
モチベーションを高く保ち続けることが重要になるでしょう。
薬剤師は人間関係で悩まされない職業というイメージがありますが、職場によっては大変なこともあります。ドラッグストアや調剤薬局は、従業員の数も多いため人間関係が面倒であったり、横暴な態度のお客さんなどもいたりすることがあります。
研究職や開発職においては、常に決まった人と一緒に仕事をするため、相性が悪いと人間関係に悩むこともあります。あまりにも人間関係が大変な場合は、移動願を出すこともできますが、別の職場に移ったからと言って良い人間関係に恵まれる保証はありません。
キャリアアップなども考え、適切な行動をとる必要があります。