ケガや病気などの時には誰もが病院へ行きますが、患者のために一生懸命になってくれる医療従事者はありがたい存在です。ですがたくさんの医療に関わるスタッフがいる中で、誰が何の役割か掘り下げて詳しく知っていることは意外と少ないかもしれません。
医療従事者にはそれぞれの役割がありますが、薬剤師が医者と違うのは、医薬品の処方ではなく管理や保管を任されている点です。また調剤薬局や病院で患者さんにお薬を渡しますが、自己判断で調剤をしているわけではありません。
調剤を行うのは医者が患者さんに処方をした処方箋をもとにしてのこと、理由は医者ではないと患者さんの疾患や症状を医学的に判断ができないためです。医者という資格を持っているからこそ、病気などに関わる診察や診断をする事ができます。
処方箋を受け取ったらそれをもとに、間違いなく正しい調合をしてアドバイスなども含めて患者さんに渡すことも仕事のうちです。
入院病棟のある病院では医師や看護師が交代勤務をするため、日勤と夜勤の繰り返しをしています。薬剤師も夜勤をする事がありますが、平日営業の調剤薬局やドラッグストアではなく、病院勤務の場合です。
ですが病院に勤めることになったからと言って、必ずしも医師や看護師のように頻繁に夜勤があるわけではありません。医療機関と言っても日中のみの診療の病院であり、入院施設などもないから働くメンバーみんな日勤のみです。
夜勤がある職場環境に身を置くことになったら、勤務はいったい何時から何時になるのかも知っておく必要があります。通常の業務を行うのは夜勤の場合だと、夜の22時から明け方の5時がポピュラーです。
基本的に薬剤師は白衣を身にまとい業務を行いますが、管理に関しては働く職場により違いがあります。全て職場側で白衣の管理をしてくれるなら、洗濯やアイロンがけまで定期的にすべてお任せです。
毎日着用をする白衣は患者さんに安心感を与えるためにも、信頼を得るためにも常に清潔な状態で管理をする必要があります。およそ80%は職場からの白衣支給であり洗濯も業者が行いますが、残りの割合は自己管理です。
自分での管理なら自宅の洗濯機に入れて他の衣類と洗うこともありますが、家での洗濯以外にもクリーニング店に出すこともできます。若干費用がかかりますが白衣がとても汚れていたり、洗濯をしている暇がない時には、クリーニング業者はとても助かる存在です。