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薬剤師が訪問でできることとは何か

2021年07月23日
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在宅医療の中でも薬剤関係の必要性を求める声が高まってきたことを受け、訪問薬剤師という職業が登場するようになりました。具体的にどんなことをする仕事なのか、また、通常の薬局で働く人とは具体的にどんな違いがあるのかを理解しておくことは重要です。

どんな仕事なのかを理解しておこう

基本的には通常の薬局で働く人とやることは変わりませんが、訪問することで通常よりもやることに多様性が出てくるのは事実です。例えば、処方箋に基づいて調剤・配薬を行うことは当然のことです。ただし、薬局では患者にそのまま渡せばいいのですが、訪問する場合には患者の家に薬を届けに行くことが仕事となります。

また、今までどんな薬を飲んできたのか、今飲んでいる薬の種類を確認し、調剤した薬との飲み合わせがないかどうかを確認することも必要です。副作用や飲み方に工夫が必要となる場合には、適切に対処しなければなりません。

飲み合わせのある薬を処方された場合、医師に連絡をして副作用のない同じ効果のある薬と交換することも必要となります。

周囲の人との連携も大切となるため理解しておく

薬剤のことだけに集中するのではなく、高齢者や障害のある人、その家族がスムーズに投薬できるようにするために、周囲の人との連携が必要となります。薬の保管方法を工夫することで、より適切に利用をすることが容易になる場合もあるため、参考にすることが必要です。

医師やケアマネージャーと話し合い、適切な在宅介護や医療を受けられるようにすることも忘れないでください。薬を飲むことを忘れがちな人のために、できるだけ適切に正確に飲めるように、介護士などと話し合い、定期的に飲めるようにするための工夫を凝らすことが重要です。

また、個々の利用者の状況をチェックし、デイサービス施設などで昼食をとる機会が多いなら、デイサービス施設の担当者に相談することも忘れないようにしましょう。適切な服薬があってこそ、健康に近づくことが可能となるからです。

医師の診察に立ち会うことも必要となる

訪問薬剤師の仕事の中には、医師に同行することも必要となります。医師の診察に立ち会って、薬剤の種類・量の増減などの処方を提案することが必要となるため、診察の結果をよく聞くことが重要です。

さらに専門知識を必要とする機会も多くあるため、薬局で働いている人よりも深く専門的な仕事をしなければならないといいます。在宅という場を通してチーム医療を行うことにもなる可能性は高いため、いつでも最新の薬学を学んでおかなければなりません。

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