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セルフメディケーションの考えのもと注目される職業

2021年05月12日
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セルフメディケーションの考え方の浸透とともに、この職業のニーズが高まっています。特に薬局やドラッグストアでのニーズが高まっています。また、ほかの場所でもこの職業は改めて注目されるようになっています。

セルフメディケーションの考えでニーズが高まる

日本の健康保険制度は世界でもまれにみるほど素晴らしいといわれてきました。日本の健康保険制度は、自費負担はわずか1割から3割程度で高度な医療が受けられてしまいます。体調が悪い、発熱がある倦怠感を感じるといった些細なことであっても、いつでも好きな時に診察してもらうことが可能です。

しかしこうした状況が国民皆保険制度を破綻へと導いています。健康保険が過剰に使われ過ぎていて、崩壊の危機に面しています。そこで多少の頭痛、腹痛、ケガであれば自分で薬局の薬を買ってケアしてもらおうとするセルフメディケーションが浸透しつつあります。

そこでニーズが高まっているのが専門性や高度なスキルを持っている薬剤師という存在です。街にある薬局やドラッグストアでこの職業のニーズが高まっています。

病院内でもこの職業が再び注目され重要視されている

この職業は薬局やドラッグストアだけでニーズがたかまっているのではありません。近年病院の医療の質を向上させようと、各分野のプロフェッショナルが一つのチームを作って医療にあたるチーム医療の考え方が浸透しつつあります。

そのため病院内でも専門性が高く薬に精通しているこの職業の人材確保の高まりがみられるようになっています。医師は診察においてあらゆる医療行為を行わなければいけません。

そこで薬の処方ばかりに注意を向けることができないため、薬剤師といういう職業の存在意義があり病院内でのニーズが高まっています。この職業のスペシャリストが病院内にいることで医療ミスの抑制に貢献したり、薬の疑義紹介もスムーズになっています。

現代におけるこの職業に関する問題点について

地方に行けば医師や看護師不足だけではなく、薬剤師不足も深刻です。年々少子化傾向でもあり、この職業を志願する人や薬学部を受験する人も減少傾向にあります。

かつては4年制の大学で国家試験受験資格が取れていましたが、いまは6年間も大学に通う必要があります。少子化だけではなく、多くの家庭では収入の減少も甚だしく6年間も薬学部に通わせる学費が捻出できないということも見られるようになっています。

今後少子高齢化の中で、どのように医師や看護師とともにこの職業の人材をも確保するか、国の大きな課題であるといえるでしょう。

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