日本で薬剤の資格を得ようとすればしかるべき学校に通わなければなりません。最低でも大学の薬学部で6年間薬学を勉強しなければならないということです。学校には大別して2種類があります。すなわち国公立大学と私立大学です。どちらが資格を取るのに有利であるかと言うと、それは断然国公立大学に軍配が上がります。6年間にかかる費用が全く違うのです。国公立大学では6年間で350万円ほどかかります。私立大学を選択した場合には6年間で1200万円ほどの費用がかかるということです。
薬剤の仕事の内容は一体どのようなものなのでしょうか。薬剤関連では病院や薬局のお仕事をします。医師から指示された処方箋を元にして薬剤を調合するのがその主なお仕事です。薬剤担当者によっては大手のドラッグストアなどで勤務する人たちもたくさんいます。
ドラッグストアの勤務はその給料が高いので有名です。薬剤担当者の大切なお仕事として患者に正しいお薬の飲み方を指導するということがあります。そのような時に問われるのが患者のコミュニケーション能力です。コミュニケーション能力のないような人たちは薬剤担当者の仕事はできません。
薬剤担当者のお仕事は場合によっては海外の仕事を担当することもあります。また病院などで薬剤の情報を提供するための医療情報担当者になることもできます。英語で簡単に MR などと称されています。MR になるためには相当な薬剤の知識が必要です。
変わったところでは麻薬取締官などのお仕事も、薬剤担当者が仕事を分担しています。これは麻薬を分析するのに薬剤の知識が必要であるということではないでしょうか。
薬剤師になることを決心したとして気になるのが年収ではないでしょうか。いったいどのくらいの年収がもらえるというのでしょうか。これは勤務するところによって大幅に変動するようですが、ざっくりとした話では三十歳くらいで平均年収は550万円といったところです。
これはかなり大きな金額ではないでしょうか。月額にすれば月収45万円ということになります。三十歳で月収45万円なら満足して働けるのではないでしょうか。
民間の製薬会社などではこれよりも給与が高いところが多いです。女性は結婚や出産を迎えていても働きやすいという条件を必要としますから、そういう面で、薬剤師は女性にも人気の職業となっています。薬剤師の働く環境は福利厚生なども充実しています。
例えば大学病院や大手の調剤薬局では育児や介護による休業制度を設けているところさえあります。これだけ福利の制度が充実していれば、女性は結婚しても安心して働けるのではないでしょうか。
アベノミクスでは女性にもその命が尽きるまで一生懸命働くように求めています。ここは指示に従って一生懸命働くのが賢い方法でしょう。