必見!薬剤師の求人探しを極めるblog

6年間にわたりあらゆる専門知識と実習を学びます

2020年01月06日
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薬剤師になりたいなら薬学系の大学へ進学します。国家資格を得るために大学の薬学部か薬科大学で6年間学ぶことが条件となります。入学したら有機化学・薬剤学・生化学・疫病学など幅広い範囲を学びます。その他に調剤薬局での実習もあります。

仕事として目指すなら6年間大学で学ぶことが必須

大学の薬学部はかつては4年制でした。平成18年度から制度が変わり、6年制の課程を終えなければ国家試験を受験できなくなりました。6年制の薬学部がある大学を卒業することが唯一のルートとなります。

専門学校や短期大学では進めません。資格を取るための国家試験は年1回全国で行われます。薬学の知識はもちろん法規や倫理も問われるので試験範囲は多岐にわたります。試験に合格して申請すると厚生労働省から免許が与えられます。

薬学部は文部科学省によって示されるカリキュラムにのっとります。どの大学もカリキュラムに沿っていますが、授業科目の設定や教育手法は各大学にゆだねられます。どんな大学を選ぶかで学校生活は変わってくるでしょう。

国立と私立では学費の高さに差が出る

薬学系の学科がある大学は国立・公立・私立と様々です。4年制が6年制となった現在では大学6年分の学費が必要です。国公立大学は入学金がおよそ28〜30万円、授業料が年間およそ50万円弱です。6年間の合計はおよそ350万円になります。

実習費などの差はありますが、国立の場合は大体このくらいの金額が目安です。私立大学では入学金が40万円、授業料が年間およそ130万円です。施設費などがかかる場合もあるので、6年間の学費は全部で1000万円を超えることも珍しくありません。

期間が6年間と長いので国立と私立では学費に大きな差があります。私立大学の一部では「特待生」の制度を設けています。成績優秀者は学費を一部免除できるので、通常よりも安い学費で卒業できます。特待生の枠は数が少なく、目指すのであれば入試の時点から優れた成績を収めることが必要です。用意されている奨学金は1年単位、2年次や3年次以降などがあります。

国家試験への対策に優れた大学を選ぼう

薬学系の学科がある大学は国立・公立・私立合わせておよそ70校あります。どの大学もカリキュラムに変わりはないものの、力を入れている部分は異なります。大学によっては薬剤師よりも研究者養成に力を入れている場合もあります。

国家試験の合格は必須なので対策が充実しているかどうかが重要です。大学を選ぶ際は毎年の国家試験の合格率などはきちんとチェックしておきましょう。薬学科は何度も実習をこなすことになるので実習の環境も大切です。

自分にとってプラスとなる教育内容があるかも確認しましょう。例えば漢方について学びたいなら東洋医学に力を入れる大学にするのも良い選択肢です。

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