薬剤師になるためには薬学系の6年間大学で学んだ後に国家試験に合格する必要があります。そもそも6年間も薬学について学ぶだけでもハードルがとても高いです。実際に試験を受けた時の合格率や難易度についてどのくらいなのかということについて紹介していきます。
薬剤師国家試験の合格率で言えば大体60%から80%ぐらいを推移しています。受験する年によって合格率は異なるところがありますが、大体60%から80%ぐらいと思っておいていいでしょう。
これを見ると合格率が意外と高いという風に思われますが、そもそも受験することができる人がそれほどいないですので、きちんと6年間薬学について学ばないと合格することは厳しいという点で、難易度は高いと言えます。
合格率が高い要因として挙げられるのが、大学側が受験させる人を厳選しているという側面があります。別の言い方をすれば、合格が難しい人は留年させているからです。大学側は卒業が見込まれ、試験に合格する可能性が高い人を厳選して、受験させていますので、比較的合格率が高いように見えます。
薬剤師国家試験は圧倒的に新卒のほうが合格する割合が高いです。試験に合格しないと内定が取り消されるということもありますので、より真剣に試験対策に取り組むのが大きいです。
新卒だと85%ぐらい、既卒だと45%ぐらいということが言われていますので、きちんと試験対策を行っている人は普通に合格していることが分かります。既卒という環境だと試験対策をもう一度1年かけてやるのが難しいという側面があって、合格率がそれほど伸びないという要因があります。
実は大学によって試験の合格率が違うという側面があります。それはどれだけ試験の対策を行っているのかということによって違います。実際の合格率は高いところであれば90%を超えて95%にまで迫るところがある一方で、低いところであれば50%台に留まるところもあります。
試験対策を大学あげてやっているところであれば、比較的合格率が高いです。大学にとって合格率が高いというのはそれだけ目立つ指標に該当します。また、製薬会社や研究機関での薬の研究に力を注いでいるところもあります。
大学によって試験に対する考え方が違うのが分かります。薬学系の大学に入学するのであれば、どういう目的でカリキュラムを作っているのかなどを把握したほうがいいでしょう。自分が目指すところで活躍するのが一番いいです。