転職活動を行っていて候補となっている職場を見学するチャンスに恵まれたなら、必ずチェックしておきたいことを事前にリストアップしておくことをおすすめします。そうすることで効率良く見るべきポイントがおさえられるようになります。
薬剤師が働ける場所には病院や調剤薬局、ドラッグストアや製薬会社などが挙げられます。特に調剤薬局やドラッグストアでは面接に通過すると見学できる場合がありますが、中にはできないところもあります。就職を決める前に訪れたいという希望を出しているものの、その願いが聞き入れてもらえないようなところは諦めておいたほうがよさそうです。
外部の人に見られると都合が良くないところがあるためだと考えられます。また事前に訪れることが許可されたものの、実際に自分が配属される店舗とは違う遠くの店舗に連れていかれたという場合にも注意が必要です。
モデル店舗以外の店舗には、何か不都合な点があるのではないかと考えられるためです。
薬局を事前に訪れることが許可されたなら、次の点に注意しながら見学することをおすすめします。まず最初に店舗の中に入るとその場の雰囲気がわかります。気持ちよく挨拶してくれるのであれば雰囲気も明るく、働きやすいと感じられるのではないでしょうか。
またスタッフの男女比や年齢もチェックするようにしてください。自分と同じくらいの年齢のスタッフが多い職場の方が働きやすいと感じられるかもしれません。年齢層が高くてもベテランスタッフと一緒に働けば、多くのことが学べるようです。
さらにどのような設備が備えられているのかも確認し、すでに使い方を知っているものか新たに学ぶ必要があるのかをチェックしておきましょう。
その他のチェックしたい点として、薬の保管状況が挙げられます。調剤室がきちんと整理されておらず、薬が直接床に置かれていたり薬が床に飛び散っているようであれば気持ちよく仕事を進めることができません。
また仕事量が多すぎて整理する時間さえないのではないかと考えられます。可能であれば薬歴の記載状況も確認し、1日に処理すべき処方箋の数が求人の説明と合っているかどうかも確認するようにしてください。処方箋の数は曜日によって異なることもあるので、週単位で確認することをおすすめします。