最近は東京一極集中がさらに進行しています。地方にはほとんど仕事がないという状況が続いているのです。若い人たちは求人案件を求めて上京し、さらに一極集中が進みます。ですが、こうした状況下にありながらも医療系の仕事は地方でも見つけやすくなっています。活躍の場が多いだけではなくて、年収も高くなるので一石二鳥です。
一般の会社は、田舎に拠点を構えても仕事が上手く進められません。IT系の会社ならネットを介して他の会社と連携を取れるので問題ないかもしれませんが、通常は都市部に拠点を構えるものです。取引先との連携が都市部ほど取りやすくなりますし、顧客の獲得もしやすいからです。
人口が多い場所にオフィスを構えるというのが基本になるわけです。ですから、普通の仕事は、田舎ではなかなか見つけられません。ところが、医療系の仕事なら田舎であっても簡単に見つけられます。ドラッグストアや薬局は、人口が少ない地域にも点在しているものです。
薬剤師資格を持っていると、そうした場所の求人にも応募ができることでしょう。
通常、同じ仕事をするにしても都市部ほど高収入になるものです。過疎地での仕事は、数割も年収が低くなってしまうことがあります。仕事量に違いがあるので当然かもしれませんが、場合によっては10万円台前半の正社員募集も見かけます。
いくら田舎は家賃や物価が安いと言っても、限度がありますよね。あまりにも月収が低い場合は、生活が成り立たなくなることも考えられます。しかし、薬剤師の資格を持って働く場合は、こうした問題とは無縁でいられる傾向が強いです。
なぜなら、ハイレベル資格ですから、競争相手も少なく、基本給自体が高めに設定されています。福利厚生も充実していて、人口が少ない地域であっても年収はかなり高くなります。
資格職は、一般的に転職が非常に楽にできると言われています。特に医療系の資格職は、転職には強いですよね。薬剤師の資格があるなら、頻繁に転職をすることも可能でしょう。就職先が自分に合わなかった場合は、リスクを気にせずにまた別の求人にチャレンジできます。
田舎での仕事が嫌なら、都会に出て来ることもできます。もちろんその逆も可能です。最近の若い人たちは、田舎暮らしに憧れるケースが多いです。都会の忙しい生活を捨てて、田舎でゆっくりとマイペースに仕事がしたいと考える人もいるのです。
そうした人たちにも、医療系の資格は便利に使われていますね。地域医療の役に立てるので、やりがいの面でも不満は出にくいです。