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製薬会社で活躍する薬剤師の仕事とは

2017年06月25日
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製薬会社は、薬剤師の方にとって人気の就職・転職先の一つとなっています。そのため、一つの求人に対して多くの希望者が殺到するため狭き門となっています。主な業務は、新薬の開発や製造から薬品の販売まで多岐に渡ります。そこでここでは、仕事内容をもう少し掘り下げてご案内いたします。

医師との架け橋を作るMRという仕事

まずは、花形とも呼べるMRの仕事内容をみていきましょう。MRは、医師や薬剤師に対して自社で製造した医薬品の品質や有効性、安全性などに関して情報提供を行うことが主な仕事となります。しかしながら、自社の利益にも貢献しなくてはならないため、自社製品をより普及させるといった目的も併せて持っています。

そのため、他社製品と比べて自社製品がどの様に優れているのかなどを詳しく説明し、相手を納得させる能力も必要とされます。また、医師や看護師との友好な関係づくりも大切な仕事の一つと言えるでしょう。

しっかりとした信頼関係を築くためには、相応のコミュニケーション能力も求められる仕事となります。

地道な研究と開発が未来の輝かしい功績となる仕事

次に挙げるのは、研究職です。研究所で、病気が治癒するメカニズムの解明をはじめとした基礎研究から、新薬の開発に向けた研究、申請用データを集めるための非臨床試験、薬を製造するための技術研究など、様々な仕事を担当します。

1つの新薬が世に出るまでには、多額の資金と気が遠くなるような期間が必要と言われています。しかしながら、満を持してできた新薬が莫大な利益をもたらす収益源となるため、研究職は大切な会社にとって核となる部分でもあります。

さらに、研究する者にとってもやりがいがある仕事と言えるでしょう。短期的な成果を追い求める方にはあまり向いていないかもしれませんが、長い目で腰を据えてじっくりと一つの仕事に取り組んでいきたいという方にはとても向いている仕事となります。

臨床試験を支える縁の下の力持ち

最後に挙げるのは、開発業務です。臨床試験を統括・担当するのが主な仕事となります。新薬を厚生労働省に認可してもらうためには、臨床試験を行う必要があります。

臨床試験を行うには、治験実施計画書を作成し、大学病院などの医療現場に治験を依頼する必要があります。そのため、実際に病院を訪問して臨床試験のデータ収集を行うので、全国の病院を飛びまわることもあります。現場の医師や看護師とも接する機会め多いので、コミュニケーション能力が求められる仕事と言えます。

また、治験によって得られた収集データを分析したうえで、厚生労働省に申請する新薬の承認申請書の作成なども行います。この様に、様々な部署が一つの製薬会社を支えていることが分かります。自分の目的や適性と照らし合わせたうえで、求人に応募し狭き門を突破しましょう。

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